西村 凜 自己紹介へ

自然素材の家って「お手入れ」が大変?元大工が教える、お家を育てる楽しさとコツ

公開日:2026/06/18(木) 更新日:2026/06/18(木) 家づくりのことOKAMURA工房のこと

こんにちは!

私たちの家づくりでよく使う、無垢の木や塗り壁といった自然素材。

「温かみがあって素敵だな」と言っていただく一方で、お打ち合わせの際によくご質問いただくのが、

「お手入れやメンテナンスが大変なんじゃないですか?」という心配の声です。

特に今の梅雨の時期などは、カビや湿気が気になって、神経質にお掃除しなきゃいけないのかな……と思ってしまいますよね。

今日は、OKAMURA工房の視点から、自然素材の本当のお手入れのお話と、大らかな付き合い方のコツをお伝えします。

実はとってもシンプル。毎日の床掃除

「無垢の床って、特別なワックスを頻繁に塗らないといけないの?」と思われがちですが、毎日の掃除は驚くほどシンプルです。

基本的には、掃除機をかけるか、ドライタイプのフローリングワイパーでホコリを取るだけで十分です。

むしろ、化学洗剤をたくさん使って何度も水拭きをする方が、木を痛めてしまう原因になります。

もし食べこぼしなどで汚れてしまったら、固く絞った雑巾でサッと水拭きすれば大丈夫。

木自身が持っている天然の油分が、時間が経つごとに自然なツヤとなって表面を保護してくれるので、神経質になりすぎる必要はありません。

既製品にはない「自分で直せる」という最大の強み

ビニールクロスや合板フローリングなどの工業製品は、傷がついたり破れたりすると、

中の素材が見えてしまってみすぼらしくなり、プロに頼んで一式張り替えるしかありません。

しかし、本物の木や土を使った家は、「自分で直せる」という素晴らしいメリットを持っています。

例えば、おもちゃを落として床に小さな凹み傷ができてしまったとき。

凹んだ部分に水を少し垂らし、その上から濡れタオルをあててアイロンのスチームを優しくあててみてください。

すると、木が水分を吸って元の形に「ぷくっ」と膨らんで戻ってきます。

ひどい汚れがついてしまっても、サンドペーパー(紙やすり)で優しく削ってあげれば、また下から新しい綺麗な木肌が顔を出してくれます。

手をかけるほど、お家は愛おしくなる

自分で手を入れ、直すことができるからこそ、お家への愛着はどんどん深まっていきます。

最初はピカピカだった新築の家が、10年、20年と経つうちに、艶やかな飴色へと変化していく。

傷も汚れも、家族がそこで一生懸命暮らしてきた温かい歴史の跡になります。

私たちは、引き渡した瞬間がピークの家ではなく、住むほどに味わいと愛着が増していく「経年美化」する家を、

これからもお届けしていきたいと思っています。

「本物の木の手触りって、どんな感じだろう?」 そう思われたら、ぜひ今週末の見学会で、実際に触れて、確かめてみてください。

皆様のご来場を、心よりお待ちしております。


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