西村 凜 自己紹介へ

「リビングは20畳欲しい」に待った!数字のマジックに騙されない、「間取り」の極意

公開日:2026/01/22(木) 更新日:2026/01/22(木) 家づくりのことOKAMURA工房のこと

こんにちは!

1月も後半に入りました。

家づくりをスタートされたお客様から、よくこんなご要望をいただきます。

「リビングは最低でも20畳は欲しいです!」

「収納はとにかくたくさん作ってください!」

そのお気持ち、とても分かります。せっかくの注文住宅、広くて便利な家にしたいですよね。

ですが、私たちはあえて「本当にそれが必要ですか?」と聞き返すことがあります。

今回は、カタログやSNSにはあまり載っていない、「住んでから後悔しないための、OKAMURA工房の間取り視点」をお話しします。

 

① 「畳数」の数字に騙されないこと

「20畳のリビング」と「16畳のリビング」。

数字だけ見れば20畳の方が広く感じますが、実際にその空間に立つと、16畳の方が広く見えることがよくあります。

なぜだと思いますか?

それは「視線の抜け」と「天井の高さ」が違うからです。

 

  • ただ広いだけの20畳:天井が低く、窓が隣家の壁に面していると、閉塞感があり狭く感じます。
  • 工夫された16畳:勾配天井(高い天井)や吹抜で、窓から庭の緑や空が見えると、数字以上に開放的に感じます。

 

無駄に床面積を広げて建築費を上げるよりも、設計の工夫で「広がり」をつくる方が、コストも抑えられて賢い選択です。

② 「奥行きのある収納」は、実は使いにくい

「収納は多ければ多いほどいい」と思っていませんか?

実は、収納で一番大事なのは量ではなく、「奥行き」です。

よくある失敗が、押入れのような「奥行きが深い収納」をたくさん作ってしまうこと。

手前の物は取り出しやすいですが、奥の物はどうなるでしょう?

結局、「何が入っているか分からない開かずの間」になり、デッドスペースになってしまいます。

OKAMURA工房では、「奥行きの浅い(30cm〜45cm程度)壁面収納」を適所に配置することをおすすめしています。

これなら、書類、文房具、掃除用具などがパッと見渡せて、常に片付く家になります。

③ そもそも、今の家に「廊下」はいりません

昔の家では、リビングの熱を逃がさないために、玄関や他の部屋と隔てる
「廊下」や「ドア」を作るのが一般的でした。
しかし、それは「寒い家」を前提とした考え方です。

断熱性能が昔とは違い格段に上がっている最近の家では、
玄関からリビング、脱衣所まで、家中の温度差がほとんどありません。

つまり、廊下や仕切りドアが必要ないのです。
廊下をなくしてその分をリビングに取り込めば、同じ坪数でも圧倒的に広いLDKが実現します。

「性能が良い家」だからこそできる、無駄のない間取りです。

 

あなたの「こうしたい」を、素直に教えてください。

「広いリビング」や「たくさんの収納」という言葉の裏には、

「のびのび暮らしたい」「部屋を散らかしたくない」という本当の願いがあるはずです。

その願いを叶える方法は、必ずしも「建物を大きくすること」だけではありません。

私たちなら、もっとコストを抑えて、もっと快適にするアイデアがあります。

図面とにらめっこして悩む前に、ぜひ一度ご相談ください。

「なるほど、そういう手があったか!」という解決策をご提案します。

 

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