自然素材の家って「お手入れ」が大変?元大工が教える、お家を育てる楽しさとコツ
こんにちは!
私たちの家づくりでよく使う、無垢の木や塗り壁といった自然素材。
「温かみがあって素敵だな」と言っていただく一方で、お打ち合わせの際によくご質問いただくのが、
「お手入れやメンテナンスが大変なんじゃないですか?」という心配の声です。
特に今の梅雨の時期などは、カビや湿気が気になって、神経質にお掃除しなきゃいけないのかな……と思ってしまいますよね。
今日は、OKAMURA工房の視点から、自然素材の本当のお手入れのお話と、大らかな付き合い方のコツをお伝えします。
■ 実はとってもシンプル。毎日の床掃除

「無垢の床って、特別なワックスを頻繁に塗らないといけないの?」と思われがちですが、毎日の掃除は驚くほどシンプルです。
基本的には、掃除機をかけるか、ドライタイプのフローリングワイパーでホコリを取るだけで十分です。
むしろ、化学洗剤をたくさん使って何度も水拭きをする方が、木を痛めてしまう原因になります。
もし食べこぼしなどで汚れてしまったら、固く絞った雑巾でサッと水拭きすれば大丈夫。
木自身が持っている天然の油分が、時間が経つごとに自然なツヤとなって表面を保護してくれるので、神経質になりすぎる必要はありません。

■ 既製品にはない「自分で直せる」という最大の強み
ビニールクロスや合板フローリングなどの工業製品は、傷がついたり破れたりすると、
中の素材が見えてしまってみすぼらしくなり、プロに頼んで一式張り替えるしかありません。
しかし、本物の木や土を使った家は、「自分で直せる」という素晴らしいメリットを持っています。
例えば、おもちゃを落として床に小さな凹み傷ができてしまったとき。
凹んだ部分に水を少し垂らし、その上から濡れタオルをあててアイロンのスチームを優しくあててみてください。
すると、木が水分を吸って元の形に「ぷくっ」と膨らんで戻ってきます。
ひどい汚れがついてしまっても、サンドペーパー(紙やすり)で優しく削ってあげれば、また下から新しい綺麗な木肌が顔を出してくれます。

■ 手をかけるほど、お家は愛おしくなる
自分で手を入れ、直すことができるからこそ、お家への愛着はどんどん深まっていきます。
最初はピカピカだった新築の家が、10年、20年と経つうちに、艶やかな飴色へと変化していく。
傷も汚れも、家族がそこで一生懸命暮らしてきた温かい歴史の跡になります。
私たちは、引き渡した瞬間がピークの家ではなく、住むほどに味わいと愛着が増していく「経年美化」する家を、
これからもお届けしていきたいと思っています。

「本物の木の手触りって、どんな感じだろう?」 そう思われたら、ぜひ今週末の見学会で、実際に触れて、確かめてみてください。
皆様のご来場を、心よりお待ちしております。
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