西村 凜 自己紹介へ

・「賃貸 vs 持ち家」正解はどっち?

公開日:2026/01/29(木) 更新日:2026/01/29(木) 家づくりのことOKAMURA工房のこと

こんにちは!

1月も最終週。今年こそ家づくりを…と思いつつ、ニュースで流れる「金利」や「物価」の話題を見て、

「やっぱり今は賃貸のまま、様子を見たほうがいいのかな?」

と、ブレーキをかけている方も多いのではないでしょうか。

永遠のテーマである「賃貸 vs 持ち家」論争。

よくある「35年間の総支払額」の比較だけでは、本当の正解は見えてきません。

今回は、工務店のポジション・トーク(売り込み)は一旦抜きにして、

「2026年現在の経済状況」と「子育て世代のリアル」から見た、それぞれのメリット・デメリットを徹底解説します。

意外と見落としがちな「盲点」も包み隠さずお話しします。

 

ラウンド1:【賃貸】の真実

まずは「賃貸派」の視点です。

【メリット】

  • 最強のリスクヘッジ「流動性」
    嫌な隣人がいたら引っ越せる。
    収入が減ったら安い部屋に移れる。
    この「身軽さ」は、何が起こるか分からない現代において最強の武器です。

  • メンテナンス責任ゼロ
    給湯器が壊れようが、屋根が雨漏りしようが、自腹を切る必要はありません。
    基本的には大家さんが直してくれます。

  • 借金(負債)がない
    数千万円のローンを背負うプレッシャーから解放されます。

【デメリット】

  • 資産が「ゼロ」のまま
    家賃はどれだけ払っても、掛け捨てです。
    35年後に手元に残る資産はありません。

  • クオリティ・オブ・ライフ(QOL)の限界
    DIYができない、壁に釘が打てない、間取りが変えられない。
    「自分の城」ではないため、暮らしを自分好みに最適化できません。

【⚠ ここが盲点!賃貸のリスク】

1. 「子供ができると、身軽さは消える」

「賃貸ならいつでも引っ越せる」と言いますが、お子様が小学校に入るとどうでしょうか?

転校を避けるためには「学区」に縛られます。実質、簡単に引っ越すことはできなくなります。

つまり、子育て期間中の10〜15年は、賃貸の最大のメリットである「流動性」が失われてしまうのです。

2. 「インフレ=家賃値上げ」の恐怖

今の日本はインフレ(物価上昇)局面に入っています。

スーパーの卵や野菜が高くなるのと同じように、家賃も遅れて上がります。

更新のタイミングで賃料アップを提示された時、引っ越したくても引っ越せない(学区や費用の問題で)…という
「詰み」の状態になるリスクがあります。

ラウンド2:【持ち家】の真実

次に「持ち家(注文住宅)派」の視点です。

【メリット】

  • インフレに強い「住居費の固定」
    家を買うことは、「今の価格で、将来の住居費を固定する」ことと同じです。
    将来どれだけ物価が上がっても、ローンの元本は増えません。

  • 最強の保険「団信(だんしん)」
    住宅ローンには「団体信用生命保険」がつきます。
    万が一、ご主人に不幸があった場合、ローンの残債はゼロになり、家族に「家」という資産が残ります。
    これは賃貸にはない、強力な家族への愛です。

  • 自由と快適さ
    庭でBBQをする、壁紙を張り替える、子供部屋を改造する。
    誰にも気兼ねなく、理想の暮らしを追求できます。

【デメリット】

  • 簡単に売れない「流動性の低さ」
    転勤や離婚など、急なライフスタイルの変化に対応しづらいのが最大の弱点です。
    売却しようとしても、希望価格で売れるとは限りません。

  • メンテナンスは自己責任
    10年、20年後の修繕費(外壁塗装など)を、自分で積み立てておく必要があります。

【⚠ ここが盲点!持ち家のリスク】

1. 「家は資産」と思い込みすぎない

日本の住宅は、欧米と違い、築年数が経つと建物の価値が下がります。
「将来高く売れば儲かる」という投資目線で買うと失敗します。
あくまで「家族が幸せに暮らすための道具」であり、「住むための消費財」として割り切る冷静さが必要です。

2. 変動金利のリスク管理

金利が上昇傾向にある今、ギリギリの予算でローンを組むのは危険です。
「借りられる額」ではなく「金利が上がっても返せる額」で計画しないと、生活が破綻する可能性があります。

結論:あなたの「優先順位」はどっち?

どちらにも正解・不正解はありません。

大切なのは、あなたの家族が「何に重きを置くか」です。

【賃貸がおすすめな人】

  • 将来、実家に戻る予定がある。

  • 転勤の可能性が高く、単身赴任はしたくない。

  • 「借金」という言葉に強い精神的ストレスを感じる。

【持ち家がおすすめな人】

  • 子供の転校を避け、地域に根付いて暮らしたい。

  • 万が一の時に、家族に「住む場所」を残してあげたい。

  • インフレ(家賃上昇)に怯えず、老後まで住居費を安定させたい。

まとめ:感情論ではなく「ライフプラン」で決断を

ネットの情報を鵜呑みにせず、一度ご自身の状況に当てはめてシミュレーションしてみることが大切です。

「今の家賃なら、いくらの家が買える?」

「金利が1%上がったら、返済はどうなる?」

「子供の教育費のピークはいつ?」

OKAMURA工房では、家を売るための営業トークではなく、ファイナンシャルプランナーのような視点で「資金計画」を作成します。

その結果、「今はまだ賃貸の方がいいですね」とアドバイスすることも珍しくありません。

一生に関わる選択です。

モヤモヤしているなら、プロと一緒に電卓を叩いて、白黒はっきりさせませんか?

 

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